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リージョンとは

AWS リージョンとは、Amazon Web Services(AWS)のグローバルクラウドインフラストラクチャを地理的に捉えた概念で、世界中の物理的なデータセンターが集積された地域を指します。2023年8月時点で31の地域がリージョンとして指定されており、北米、南米、欧州、中国、アジアパシフィック、南アフリカ、中東などがあります。日本国内には「東京リージョン」と「大阪リージョン」の2つのリージョンが存在します。

リージョンは、同じ地理的エリアにあるAWSリソースのセットで、リージョンごとにクラウドコンピューティングサービスが提供されています。また、各リージョンは複数のアベイラビリティーゾーン(AZ)と呼ばれる独立した場所から構成されており、物理的に分離され、隔離された環境で構成されています。AWSでは1つ以上のデータセンターを論理的にまとめたものをAZと呼んでいます。

多くのサービスでは、リソースの管理場所であるAWSリージョンを指定する必要がありますが、AWS Identity and Access Managementなどのサービスではリージョンを選択する必要はありません。AWSアカウントで提供されるリージョンのリストは、AWSが提供するElastic Computing Cloud(EC2)のドキュメントで公開されています。

AZ とは

AZ(アベイラビリティーゾーン)とは、AWS(Amazon Web Services)のインフラ設備の単位で、複数のデータセンター(DC)から構成されています。1つのリージョン内に複数存在し、物理的、ソフトウェア的に自律したデータセンターの集合体です。

AZ内のデータセンターは冗長的な電力源、ネットワーク、接続機能を備えており、高速なネットワークで相互に接続されています。そのため、あたかも同じ場所にある設備のように利用でき、EC2などのリソースをAZ間で分散して構築しても高速で通信を行うことができます。また、電力系統がそれぞれ独立しているため、あるAZで障害が発生しても他のAZに影響が及ばないように設計されています。これにより、高い可用性・耐障害性を備えたサーバーの運用が可能となります。

最近ではAZ内でもCellという概念でさらに分割されているようです

Web3階層アーキテクチャ

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