Unit 10(リスク管理とデータ保護、コンプライアンス)必須ラボ☆
CertMaster Labs for Security+ より。Unit 10 は公式テキストのモジュール15・16(=章15・16)に対応。
研修の枠:1日 実働約7時間、当日ラボ実施は 3〜4時間の想定。
5日間カリキュラム(K列)では Unit 10 は5日目(最終日近辺、章15・16をまとめて扱う)。
Unit 10 に対応するラボ(章15・16)
| ラボ | 種別 | 対応章/ユニット | 標準時間 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 偵察の実行 | サポート | 章15/U10 | 1 h 30 min | 必須(当日) |
| 侵入テストの実行 | サポート | 章15/U10 | 1 h 30 min | 必須(当日) |
| シミュレーションによるトレーニングと意識向上 | サポート | 章16/U10 | 1 h | 推奨(時間があれば当日/なければ自習) |
| ネットワークインシデントの調査と修復 | チャレンジ | 章16/U10 | 1 h | 必須(当日・総合演習) |
Unit 10 は割当ラボが4本・合計約5時間。攻撃側の理解(偵察→侵入テスト)と総合力を測るチャレンジラボの3本を当日必須、意識向上ラボを調整枠とする。5日目は座学(リスク管理・データ保護・コンプライアンス)と並行し、これまでの学習の総仕上げに使う。
当日実施する必須ラボ
1. サポートラボ:偵察の実行(1h30m)
- 目的:ペネトレーションテストの第一段階「偵察」を体験。能動的偵察(ポートスキャン・サービス列挙・OSフィンガープリンティング・DNS列挙)と受動的偵察(OSINT)の違いを実機で確認。
- 対応スライド:pptx#264-266(脆弱性検査ツール/侵入テスト)。公式モジュール15C(p.457)。試験目標5.5。
- 合格との接続:
- 能動的(対象と直接対話・発見されやすい)/受動的(OSINT・発見リスク低) の使い分け(+1ポイント +10-H)。
- 偵察で得た情報が後続の攻撃ベクトル特定につながる流れを理解。
2. サポートラボ:侵入テストの実行(1h30m)※最重要
- 目的:許可された環境で実際の攻撃ツールを使い、脆弱性を悪用してセキュリティ制御の弱点を証明する。
- 対応スライド:pptx#264-266(ペネトレーションテスト/レッドチーム/環境区分)。公式モジュール15C(p.456-459)。試験目標5.5。
- 合格との接続:
- パッシブな脆弱性スキャンとの違い=制御を能動的にテストし脆弱性を実際に悪用する点(+10-H)。
- 環境区分(既知/部分的既知/未知) と チーム色(レッド=攻撃/ブルー=防御/パープル=統合) を実演と結び付ける。
- 「対象組織の同意・許可」「情報資産に損害を与えない」という原則(pptx#265)を必ず確認。
3. チャレンジラボ:ネットワークインシデントの調査と修復(1h)※総合演習
- 目的:これまでの全ユニットの知識を統合し、インシデントの調査(検知・分析)から修復までを自力で行う。
- 対応:公式モジュール16(データ保護/インシデント対応の観点)+ Unit 7(インシデント対応・フォレンジック)と相互参照。
- 合格との接続:
- リスク管理サイクル(識別→分析→対応→検証)を実インシデントで適用。
- 侵害のエスカレーション/通知(GDPR 72時間、HIPAA)、再発防止(Unit 10 pptx#279-280)につなげる。
- チャレンジラボは手順が最小限のため、5日目の到達度確認に最適。
調整枠(時間があれば当日、なければ自習/LMSQ)
4. サポートラボ:シミュレーションによるトレーニングと意識向上(1h)
- 目的:フィッシング演習やシミュレーション教育を通じて、セキュリティ意識向上プログラムの運用を体験。
- 対応スライド:人事ポリシー(pptx#282-286)+公式モジュール16B(p.481-487)。試験目標5.6。
- 合格との接続:フィッシングキャンペーン、CTF/ゲーミフィケーション、意識教育ライフサイクル(+10-L)。座学の内部不正対策(職務分離・強制休暇)と連動。
進行のコツ
- 5日目は「攻撃者の視点(偵察→侵入テスト)」を体験させ、座学のペンテスト用語(環境区分・チーム色・偵察種別)を実機で裏づける。
- 侵入テストラボの前に pptx#266(環境区分表)と+1ポイント +10-H を板書。倫理・許可の原則を強調。
- チャレンジラボは最終総合演習として、各ラボ後に「このリスクの対応は受容/回避/軽減/移転のどれか」「この侵害はGDPR/HIPAAで何時間以内に通知か」を問う(Unit_10_確認問題.md と連動)。